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COLUMN

半年ぶりに「ラジオ深夜便再現ライブ」に行きました。

トミさんと室町澄子さんの名コンビによるライブはとても興味深く、楽しく拝見させていただきました。



普段はバックバンドを従えて演奏するトミさん。

「深夜便ライブ」ではアコースティックギター1本の弾き語りスタイルです。

「ラジオ深夜便」がオンエアされていた頃と同じスタイル。

当時は狭いスタジオでマイクの向こうにいる全国の見えないファンに歌ったトミさん。

「リスナーを起こさず、寝かさず」を念頭に歌ったと聞きます。

そのためあえてキーを下げたり、ギターの音色に合わせたキーで歌ったそうです。



ライブでは眼の前にたくさんのお客さんがひしめいています。

「寝かさず、起こさず」に気を配らなくてもいいワケで、その分やりいいようにも思えます。



ところがそこに甘んじないのがトミさんのトミさんたるゆえん。

全曲新しいアレンジに挑戦し、歌詞まで書き直して臨んでいました。

深夜便でやった演奏とはまったく違ったアプローチやアレンジで楽しませていただきました。



僕も弾き語りスタイルでの演奏を長年続けていますが、「再現ライブ」はヒントの倉庫でした。

おおいに勉強させていただきました。







「再現ライブ」についても思うところが多々ありました。

お客様の圧倒的多数がご年配の方々。

「深夜便同窓会」という言葉にぴったりでした。



素敵なことだと思います。

歳を重ねるごとに行動半径が狭くなっていかざるをえないのが世の常。

ところが次の「再現ライブ」を楽しみに待ち、半年ごとに渋谷の街に集まる。

生きる張りになろうというものです。



願わくば「再現ライブ」を末永くずっと続けていってほしいと切望します。

それはトミさんや室町さんをはじめ、再現ライブに集まる多くのファンの方々が達者であることの証しだから。



後に続く我々世代はそのうしろ姿を追いかけながら育っていくもの。

「再現ライブ」がそんな場であり続けてほしいと願いつつペンを置きます。



トミさん、室町さん。

いい時間をありがとうございます。



「再現ライブ」に集まった人生の先輩のみなさま。

秋にまた元気でお会いできますように。


Martin古池

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